縁故の意味とは?血縁や姻戚・縁故地や犠牲者など類似表現との違いを解説!

縁故 意味

縁故(えんこ)は、就職や転職の場でよく耳にする言葉ですよね。

縁故とは、ごく簡単にいえば「親類などの特別な関係を使って、就職や人事で有利な扱いを受けること」をいいます。

縁故の意味


「親類などの特別な関係を使って、就職や人事で有利な扱いを受けること」

多くのケースでは、会社の経営者など人事に関する権限を持つ人との関係を武器にして、自分を組織の中で有利な立場に置くことをいいます。

(縁故採用などの人事採用方法は、ビジネスでも普通に行われます)

ビジネスの場などで安易に「縁故」という言葉を使ってしまうと、失礼にあたってしまうこともありますので注意しておきましょう。

この記事では、縁故という言葉のくわしい意味(類義語や類似表現など)や、使い方の例文を分かりやすく紹介します。

ぜひ参考にしてみてくださいね。

縁故の意味とは?

縁故とは人と人との繋がりを指す言葉です。

小学館が発表しているデジタル大辞泉には以下のように紹介されています。

「血縁・姻戚などによるつながり、またその人。」

自分が対象となる場合、また他社が対象となる場合もある言葉で、自分または相手との血縁的な繋がりを持つ、という意味合いになっています。

縁故の具体的な使用例

縁故の言葉の意味をさらに分かりやすくするための具体例を紹介。

「自分と彼とは何の縁故もない。」

「その人とは長い付き合いだから、縁故はないけど情はある。」

「昔教えてもらったという縁故があってまったくの他人というわけではない」。

ほとんどの場合が血縁者を対象とした使い方ですが、中には「ゆかりがある」という血縁者とはあまり関係のない使い方がされる場合もあります。

縁故採用とは?不平等でも法律上認められているの?

就職の場で「縁故採用」という言葉を耳にしたり実際に見たことのある人もいるのではないでしょうか。

おおっぴらに出しているところは少ないとはいえ、実はまだまだあるところにはあるシステムがこの「縁故採用」です。

民間の企業では事実上は違法性はありませんが、公務員に至っては受験成績や勤務による判定が定められているため違法。

場合によっては採用が取り消しになることもあります。

転職サイトでよく見かける「縁故求人」とはどういう意味?

縁故求人とはその名の通り、「その企業と繋がりのある人物を採用する」というもの。

実はこうした採用方法は決して少なくはなく、現在ではなかなか難しい就職方法の1つとして利用されています。

また縁故求人での入社は新卒だけでなく、転職の際にも利用されることがあり、転職活動を上手く成功させる手段とも言えるのです。

縁故も実力のうち?

一見すると不平等にも思えてしまう縁故採用ですが、繋がりがあるということはつまり人望、人脈があるということです。

縁故採用とはいえ、書類選考も面接も無しでいきなり採用というのはやはり難しいのが現実。

採用までのステップを早く進める手助けにはなりますが、最終的に決断するのはやはり企業側になります。

縁故採用で就職活動を成功させるというのは、ある程度の実力が必要になるということです。

縁故との類似表現との意味の違いを解説

縁故には「縁故採用」以外で使われる言葉というものもあり、似た意味を持つ言葉との使い分けや違いをしっかり理解しておくことが必要です。

単に「血縁・姻戚」といったときとの意味の違いは?

縁故の意味を紹介する際に使われている「血縁・姻戚」とはそもそもどんな意味なのか、それは以下のようになっています。

縁故と血縁・姻戚の意味の違い


  • 血縁:生物学的な血の繋がりを持つ関係
  • 姻戚:結婚することにより生じた血の繋がりを持たない関係

つまり血の繋がりがある、または無いけれど婚姻関係を結んだ者を合わせて「縁故」と言うのです。

縁故地とは?

特定の人、物にゆかりのある土地を「縁故地」と呼びます。

相続などの手続きを行う際には、「亡くなった人の縁故地の役所で手続きを行なう」といったように使われますね。

また、もっと普通の会話で、スポーツでいうホームタウン=縁故地といった意味でつかわれることもあります。

例えば、阪神タイガースにとっては、甲子園球場が縁故地ということになります。

「犠牲者の縁故」とは?

事故または事件による犠牲者、その人物と繋がりのある人物のことを「犠牲者の縁故」と呼びます。

「犠牲者の縁故を探す」と言われることも多く、こういった場合は犠牲者の親族やよく知る人物を指しているのです。

コネとの違いは?

縁故採用と同じように就職の場で使われる「コネ」。

もともとは「関係、繋がり」といった意味の英語「コネクション」を略したもので、縁故採用とは非常に似た意味を持つ言葉となっています。

しかし縁故が血縁・姻戚である一方で、コネはあくまでも繋がりを意味する言葉。

縁故ではないものの、企業と何かしら繋がりのある人物が利用する言葉として知られています。

もちろんそこに血縁関係も含まれるので、縁故よりも広い意味で利用されることが多いのが事実です。

まとめ

就職の場をはじめ、何かと耳にする縁故という言葉。

言葉の由来や、反対語や類義語を理解しておくと、どのような場で使うべき言葉なのか理解が深まりますね。

よく見ればただ「ゆかりがある」だけではないことが分かります。

「縁故採用」など人によってはあまり良い意味には捉えられない言葉であっても、言葉の本質をよく理解すれば決して悪い意味ばかりではないことに気づくことができますね。

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